八幡市議会 2020-09-24
令和 2年第 3回定例会−09月24日-07号
令和 2年第 3回
定例会−09月24日-07
号令和 2年第 3回
定例会
令和2年9月24日
午前10時 開 議
1.
出席議員 1 番 山 田 美 鈴
議員
2 番 福 田 佐世子
議員
3 番 小 川 直 人
議員
4 番 横須賀 生 也
議員
5 番 鷹 野 雅 生
議員
6 番 奥 村 順 一
議員
7 番 中 村 正 臣
議員
8 番 澤 村 純 子
議員
9 番 亀 田 優 子
議員
10番 清 水 章 好
議員
11番 太 田 克 彦
議員
12番 長 村 善 平
議員
13番 横 山 博
議員
14番 山 田 芳 彦
議員
15番 中 村 正 公
議員
16番 山 本 邦 夫
議員
○
山田芳彦 議長 理事者、答弁願います。
川中教育部次長。
(川中 尚
教育部次長 登壇)
◎
川中尚 教育部次長 業者の選定でございますけれども、様々な条件は当然あるかと思っております。例えば
個人情報でありますとか、
成績情報という非常にナーバスな情報も扱いますので、その辺についてはしっかりとした一定の基準は必要かと思っているところでございます。本市として一定求める基準はございますけれども、
先ほども申しましたが、多くの業者に応募していただけますよう努めてまいりたいと考えているところでございます。
○
山田芳彦 議長 ほかに
質疑ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 これにて
質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま
議題となっております
日程第2、
議案第57号、
令和2年度
八幡市
一般会計補正予算(第4号)案から
日程第4、
議案第59号、
令和2年度
八幡市
水道事業会計補正予算(第3号)案までについては、
会議規則第37条第3項の規定により、
委員会付託を省略いたしたいと存じます。これに異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 異議なしと認めます。よって、
日程第2、
議案第57号から
日程第4、
議案第59号までについては、
委員会付託を省略することに決しました。
これより
日程第2、
議案第57号の討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 討論なしと認めます。
これより
日程第2、
議案第57号、
令和2年度
八幡市
一般会計補正予算(第4号)案の採決を行います。本案を原案のとおり決することに賛成の方の
起立を願います。
起立全員(20名)
○
山田芳彦 議長 起立全員であります。よって、
日程第2、
議案第57号は原案のとおり可決されました。
これより
日程第3、
議案第58号の討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 討論なしと認めます。
これより
日程第3、
議案第58号、
令和2年度
八幡市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)案の採決を行います。本案を原案のとおり決することに賛成の方の
起立を願います。
起立全員(20名)
○
山田芳彦 議長 起立全員であります。よって、
日程第3、
議案第58号は原案のとおり可決されました。
これより
日程第4、
議案第59号の討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 討論なしと認めます。
これより
日程第4、
議案第59号、
令和2年度
八幡市
水道事業会計補正予算(第3号)案の採決を行います。本案を原案のとおり決することに賛成の方の
起立を願います。
起立全員(20名)
○
山田芳彦 議長 起立全員であります。よって、
日程第4、
議案第59号は原案のとおり可決されました。
△
日程第5
○
山田芳彦 議長 日程第5、
議案第69号、和解についてを
議題といたします。
提案理由の
説明を求めます。
岡本消防長。
(
岡本浩史消防長 登壇)
◎
岡本浩史 消防長 ただいま上程いただきました
日程第5、
議案第69号、和解についてにつきまして、その内容をご
説明申し上げます。恐れ入りますが、
議案書その3の1ページをご覧いただきたいと存じます。次の2ページに
説明書がございますので、ご参照いただきたいと存じます。
本件は、
令和2年8月7日午前11時30分頃、
八幡市
八幡盛戸16番地の4の
相手方工場において、
本市消火通報訓練指導車の
車検整備を実施した
相手方が、
後部ドアを損傷するという事故が発生しました。この事故に係る和解につきまして、
地方自治法第96条第1項第12号の規定に基づきまして、議会の議決をお願いするものでございます。
なお、
相手方が
負担いたしました
損害賠償の額は、
消火通報訓練指導車の
修理代9万3,940円でございます。
以上のとおりでございますので、よろしくご審議いただきまして、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
○
山田芳彦 議長 これより
日程第5、
議案第69号の
質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 質疑なしと認めます。
ただいま
議題となっております
日程第5、
議案第69号については、所管の
総務常任委員会に付託いたします。
△
日程第6
○
山田芳彦 議長 日程第6、
議案第70号、財産の取得についてを
議題といたします。
提案理由の
説明を求めます。
辻教育部長。
(辻
和彦教育部長 登壇)
◎
辻和彦 教育部長 ただいま上程いただきました
日程第6、
議案第70号、財産の取得についてにつきまして、その内容をご
説明申し上げます。恐れ入りますが、
議案書その3の3ページをご覧いただきたいと存じます。次の4ページに
取得物件の
内容等が、5ページに
公募型プロポーザル選定結果がございますので、ご参照いただきたいと存じます。
取得物件は、
GIGAスクール構想整備に係る
関連機器でございます。その内訳は1人1台の端末5,500台、
充電保管庫172台、モバイルルーター1,500台、
無線LANアクセスポイント425台、
ネットワーク機器等一式でございます。
取得価格は4億2,081万1,116円で、取得の
相手方は
株式会社大塚商会・
扶桑電通株式会社・
株式会社オプテージ特定事業協同企業体でございます。
公募型プロポーザル方式による
受注候補者である
相手方と協議を行った結果に基づき、
売買契約の締結につきまして、
地方自治法第96条第1項第8号の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。
以上のとおりでございますので、よろしくご審議いただきまして、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
○
山田芳彦 議長 これより
日程第6、
議案第70号の
質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 質疑なしと認めます。
ただいま
議題となっております
日程第6、
議案第70号については、所管の
文教厚生常任委員会に付託いたします。
△
日程第7
○
山田芳彦 議長 日程第7、
議案第71号、
八幡市
新本庁舎整備事業に係る新
別館新築工事請負契約に係る
議決事項の変更についてを
議題といたします。
提案理由の
説明を求めます。
道本総務部長。
(
道本明典総務部長 登壇)
◎
道本明典 総務部長 ただいま上程いただきました
日程第7、
議案第71号、
八幡市
新本庁舎整備事業に係る新
別館新築工事請負契約に係る
議決事項の変更についてにつきまして、その内容をご
説明申し上げます。恐れ入りますが、
議案書その3の6ページをご覧いただきたいと存じます。次の7ページに
説明書がございますので、ご参照いただきたいと存じます。
令和2年3月30日に議決いただきました
八幡市
新本庁舎整備事業に係る新
別館新築工事請負契約に係る
議決事項の変更につきまして、議会の議決をお願いするものでございます。
その内容は、
掘削範囲の追加や
地盤改良工事の追加、
建物位置の変更及び
構造体の変更が必要となったことによる
工事内容の変更に伴いまして、
契約金額の増額が必要となったものでございます。変更の議決をお願いいたします
契約金額は、当初2億8,831万円に824万100円を増額させていただき、2億9,655万100円とするものでございます。
また、
契約期間につきましては、
工事内容の変更及び
新型コロナウイルス感染症対策に配慮した工事を実施することに伴いまして、期間の延長が必要になったものでございます。変更の議決をお願いいたします
契約期間は、当初、本
契約締結の日から
令和2年12月21日までとしていましたが、約2か月の延長をさせていただき、変更後の
契約期間、
契約締結の日から
令和3年2月26日までとするものでございます。
以上のとおりでございますので、よろしくご審議いただきまして、ご可決賜りますようお願い申します。
○
山田芳彦 議長 これより
日程第7、
議案第71号の
質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 質疑なしと認めます。
ただいま
議題となっております
日程第7、
議案第71号については、所管の
総務常任委員会に付託いたします。
△
日程第8
○
山田芳彦 議長 日程第8、
請願第1号、
子ども一人ひとりを大切にする、
感染症にも強い、安心・安全な少
人数学級を求める
請願を
議題といたします。
文教厚生常任委員長の
報告を求めます。
横山博委員長。
(横山
博文教厚生常任委員長 登壇)
◎
横山博 文教厚生常任委員長 ただいま
議題となりました
日程第8、
請願第1号、
子ども一人ひとりを大切にする、
感染症にも強い、安心・安全な少
人数学級を求める
請願につきまして、
文教厚生常任委員会における審査結果のご
報告を申し上げます。
当
委員会は、去る9月2日の本会議において付託を受けました本
請願につきまして、9月17日午前10時より、
委員全員出席の下、
堀口市長をはじめとする
理事者の出席を求め、本
請願の
紹介議員である
中村正公議員を招致し、審査を行いました。また、7名の方から傍聴の申出があり、
委員長として許可をいたしました。
それでは、これよりご
報告を申し上げます。
まず、
紹介議員に対し、
紹介議員になられた思いについて、お聞きいたしました。
次に、
紹介議員に対する
質疑において、
委員より恒久的な措置を講じる考えについて、
八幡市が、国や京都府に要望している事項について等4件の
質疑があり、
紹介議員よりそれぞれ答弁がなされました。
次に、
請願内容に関連した
理事者への
質疑において、
委員より履修時間の不足に対する見解と対処について、30人学級に対応する教室の確保について、
新型コロナウイルス感染対策下での授業の現況について、少
人数学級の見通しについて等10件の
質疑があり、
理事者よりそれぞれ答弁がなされました。
質疑終結後、討論はなく、採決の結果、
挙手少数にて不採択と決しました。
以上、誠に簡単ではございますが、当
委員会における審査結果のご
報告とさせていただきます。
○
山田芳彦 議長 これより
委員長報告に対する
質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 質疑なしと認めます。
では、これより
日程第8、
請願第1号の討論に入ります。
まずは反対討論を許します。岡田秀子
議員。
(岡田秀子
議員 登壇)
◆岡田秀子
議員 日程第8、
請願第1号、
子ども一人ひとりを大切にする、
感染症にも強い、安心・安全な少
人数学級を求める請願に対して、反対の立場で討論いたします。
まず初めに、
請願者の皆さんが、
八幡市在住の元教職員と市内の学校に勤務経験を持つ方とのことであります。コロナ禍での
請願者の気持ちは理解できないことはありません。しかし、現在の本市での教育現場では、今回のコロナ
感染症の対応については、スクールサポートスタッフ活用補助による教室内の換気や学校全体の消毒や検温対応などや、教室の換気に向けては、さらに網戸の設置費用も今議会に上程されるなど、現状のでき得る安心・安全に努めていただくなどしていただいております。
また、京都式少人数教育では、平成20年度から京都府の独自措置として教員配置の拡充を行い、少人数授業、チームティーチング、少
人数学級を柔軟に選択し、小・中学校においては30人から35人の学級編制で、全国でも進んでいます。
請願要旨にある文部科学省の学校の新しい生活様式で、1から2メートルのソーシャルディスタンスが必要との呼びかけと40人学級の困難さについても、全国知事会、全国市長会、全国町村会会長の少
人数学級の実施を求めているとあります。この3団体は、7月3日に、一つに少
人数学級の実現に向けた教員の確保、二つにGIGAスクールサポーター等のICT教育人材の配置充実、三つに更新費用やランニングコスト等を含めたICT環境整備に必要な財政措置の拡充について要望しておられます。
さらに、国においては、公明党が6月末、安倍首相に対し、30人学級編制を可能とするように提言し、7月8日、経済財政運営の指針(骨太の方針)の原案に盛り込まれ、17日に閣議決定。7月22日には、衆議院文部科学
委員会で、公明党の浮島智子
議員が、小・中学校の学級編制に関して、現状の40人学級では、
新型コロナウイルス感染症予防のための十分な身体的距離が保てないと指摘し、30人以下の少人数で編制できるよう、ICTの活用を含めて指導体制を整備していくべきと訴え、学級編制基準を下げるための予算の確保に向けた大臣の決意を問い、萩生田文部科学大臣は、関係者と検討を進め、必要な予算の確保に向けて全力で取り組んでいくと述べています。
また、参議院では、下野六太
議員が、40人学級をいきなり30人学級にするのは非常に施設整備の観点から環境整備が難しいと考える。まず、35人学級の実現と、段階的に30人学級を目指す考えを質問されています。
9月8日、政府の教育再生実行会議ワーキンググループの初会合でも、少
人数学級の推進要請の中間答申をまとめられ、文部科学大臣は、大きな方向性を共有できたと述べておられるなど動き出してきています。
請願要旨にある、京都府に対し、独自に20人程度の学級編制が可能になる編制基準を定めるよう、本市から強く働きかけるように求めておられますが、本市は、京都府市町村教育
委員会連合会、全国市町村教育
委員会連合会、全国都市
教育長協議会を通じて、教職員定数の改善も含め、少人数教育について国・府へ要望しておられ、さらに8月に
新型コロナウイルス感染症対策に係る京都府への要望、2ページに1には、京都式少人数教育のよさを生かしつつ、国に学級編制の基準の緩和による少
人数学級の実現を求め、教員の配置の拡充、2にはGIGAスクール構想の財政措置の拡充を国に要請することなど、子どもの学びの保障と教育の充実を要望されています。
さらに、
令和3年度京都府予算に関する要望書でも、5ページでは魅力ある学校づくりに向けた加配教員配置の継続、小学二年生の配置期間の延長、スクールソーシャルワーカーや学校司書、栄養教諭配置なども要望されています。
請願事項1、少
人数学級の実施を国・府に求めることについては既に要望されていることであり、国でも動いていることであります。
請願事項2、少
人数学級に対応する条件整備については、本市の30人以下学級編制では、現在の教職員定数でいけば市内の小学校で10名の教員増と、中学校では16人の増となり、施設面での小学校1校3学級の教室不足などについても国・府の支援が必要であり、独自での環境整備は難しいこと。
請願事項3、授業の詰め込み過ぎについては、
請願要旨にある全国的に7時間授業や土曜授業、行事の削減の例があるとの現況についても、本市では、夏季休業の短縮での対応や7時間目や土曜授業は考えていない。学校行事も、感染拡大防止に努めながら実施したいと考えておられます。少子化、核家族化が進む中、
子どもたちが豊かな人間関係を結び合う場としての学校への期待もあり、基本的な生活習慣や社会性を身につけるためには、ある程度の学級規模の必要性もあると言われる中での新型コロナ
感染症の対応を踏まえ、新しい時代の学びを支える環境整備が、国や京都府で検討されていくと考えます。
よって、今後の国の動向を注視し、京都府と連携する必要があることから、現在においては、請願事項として要望する必要がないと判断します。
以上のことから、この
請願には反対することを申し述べて反対討論といたします。
○
山田芳彦 議長 次に、賛成討論を許します。
山本邦夫議員。
(
山本邦夫議員 登壇)
◆
山本邦夫 議員 日程第8、
請願第1号、
子ども一人ひとりを大切にする、
感染症にも強い、安心・安全な少
人数学級を求める
請願について、日本共産党
八幡市議会
議員団を代表して賛成討論を行います。
請願の内容は、新型コロナウイルス感染の危険の中で学ぶ
子どもたちに安心・安全な教育環境と豊かな学校生活を保障されることを願い、次の3点で
請願されています。
1、少
人数学級の速やかな実施を国・京都府に強く求めてください。
2、少
人数学級に対応できる条件整備を進めてください。
3、授業を詰め込みすぎず、仲間との学びと豊かな学校生活を保障してください。
文教厚生常任委員会での審査を振り返ってみても、少
人数学級を目指す方向性はおおむね一致していると感じました。今のコロナ禍において、政府が強調する新しい生活様式でも、1から2メートルのソーシャルディスタンスが必要とされており、学校においては、40人学級からの転換、少
人数学級の方向性が不可欠となっています。
今回討論で述べたいことは、なぜ日本の少
人数学級の動きがこの数年間停滞した状態になっているのかという問題です。少
人数学級については、政府と京都府の取組の弱点が浮き彫りになっています。現在、義務教育においては、長年の市民の運動によって、2011年度から小学一年生については、法改正により35人学級が実現、2012年度は予算措置によって小学二年生の35人学級が全国でほぼ実現できるようになりました。しかし、小学二年生以上の学級定数は今も40人学級のままであります。
文部科学省は、2013年度からの5か年計画で、中学三年までの35人学級実現のための予算化を目指していました。教育関係団体だけでなく、全国知事会、全国市長会などからも学級定数の改善を求める要望が、当時からも出されていました。ところが、2012年に発足した第2次安倍政権は、就任直後の翌年1月に、5年間で公立小・中学校の全学年で35人学級を実現する計画を見送ってしまいました。これまで全国的に少
人数学級が遅れてきたのは、政府の消極姿勢が要因です。
しかし、国民の世論と運動は、政権与党にも影響を与えています。報道によりますと、政権与党である自民党の教育再生実行本部は、法改正をして30人学級を目指すことを政府に求めると言います。与党の中にも、少
人数学級を進める立場への転換が明確になってきました。こうした前進面は評価するとしても、今もその実施の道筋は見えてきません。
京都府が掲げる京都式少人数教育はどうでしょうか。9月議会の私の一般質問で指摘したように、小学校では一歩ずつ少
人数学級に進み始め、2020年度で見ますと、
八幡市内では77%が30人以下の学級になっています。一方、中学校では、2010年度から2020年度の10年間、30人以下の学級は20%台に留まり、少
人数学級が進んでいません。中学校では少
人数学級がなぜ進まないのかと質問いたしますと、京都式少人数教育は35人程度の学級編制を前提にしているからだと答弁がありました。全国で30人学級、将来的には20人規模の学級を目指そうというときに、現行の京都式少人数教育の限界が浮き彫りになりました。京都式少人数教育も進化することが迫られているのです。
今述べましたように、
子どもたちに豊かな教育環境を保障するためにも、コロナ感染下で安心・安全に学べる学校教育を進めるためにも、国や京都府において少
人数学級の実現に向けた新たな取組が必要になっています。
最後に、いいお知らせであります。お隣の枚方市議会では、昨日の本会議におきまして、少
人数学級を国に求める意見書が全会一致で採択されました。お隣でできることが、この
八幡市でできないはずがありません。今回の
請願には、
八幡市内の元校長先生ら幅広い教育関係者が名を連ねて
請願されています。少
人数学級を前進させたい。請願者の皆さんのこうした気持ちをぜひ酌み取っていただき、
請願に賛成していただくよう述べまして、賛成討論といたします。ご清聴ありがとうございました。
○
山田芳彦 議長 次に、反対討論はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 次に、賛成討論を許します。山田美鈴
議員。
(山田美鈴
議員 登壇)
◆山田美鈴
議員 ただいま
議題となっております
日程第8、
請願第1号、
子ども一人ひとりを大切にする、
感染症にも強い、安心・安全な少
人数学級を求める
請願についての賛成討論を行います。
本市において、少
人数学級を求める請願は、過去にも子育てや教育関連等の複数の
請願事項を一まとめにして提出された
子どもたちに行き届いた教育を求める
請願の一部として、幾度となく少
人数学級を含む請願の審議が行われており、いずれも不採択となってきた経緯があります。
私自身も、そのような一まとめにされた請願については、いずれも反対の立場を取らざるを得なかった者として、今回の
請願は、新型コロナウイルス感染の危険性を鑑みる中で、安全な教育環境や
子どもたちによりきめ細やかな学びを求めるための少
人数学級のみを趣旨とした
請願として、これまで以上に堅実に審議に臨むべきものであるとの思いがあったことを、まずもってお示しさせていただきます。
その上で、賛成の立場を取らせていただく理由の一つに、やはり
新型コロナウイルス感染症を契機にソーシャルディスタンスや新しい生活様式が求められる上で、これまで以上に少
人数学級を求める声やその必要性が全国的にも求められており、少
人数学級の実現に向けた機運が高まりつつある現状は否めません。
また、全国都道府県
教育長協議会や全国都道府県教育
委員協議会による35人以下学級を求める要望や、文部科学省が行った教育関係団体に対するヒアリングにおいても、全国市町村教育
委員会連合会、全日本中学校長会、全日本教職員連盟など、少
人数学級を求める数多くの教育団体からの意見が示されています。
そのような中で、直近の報道を見ますと、文部科学省が、少
人数学級の拡充に向けた検討を進めているとの報道もあり、また全国各地の議会からも少人数を求める
請願が数多く採択されるなど、少
人数学級の実現が現実味を帯びている中で、本市議会としても、いまだ少
人数学級を求める
請願に対して反対を示す必要性がどこにあるというのでしょうか。
また、これまで本市の小・中学校内における少
人数学級の現状について、市教育
委員会からは、本市におきましては、全ての学年を少
人数学級にするということではなく、学校や学年の実態に応じて柔軟な選択が可能である京都式少人数教育の趣旨を踏まえ、取り組んでいるところであるという点や、市教育
委員会として、京都府予算要望書、京都府市町村教育
委員会連合会、全国市町村教育
委員会連合会などを通じて、教職員定数の改善も含め、少人数教育について府・国に要望しているとのご答弁がなされていたかと思います。
私は、今回の
請願を改めて審議するに当たり、
八幡市内の全ての小・中学校、
八幡小学校、くすのき小学校、さくら小学校、橋本小学校、有都小学校、中央小学校、南山小学校、美濃山小学校、男山中学校、男山第二中学校、男山第三中学校、男山東中学校の校長先生にご連絡を取らせていただき、少
人数学級について率直なお声を聞かせていただくことができました。うち1校は、出張されている校長先生の代わりに教頭先生にお話を伺いました。
まず、京都式少
人数学級を行っている学校長からは、京都式少
人数学級加配はありがたい、京都府はよくやってくれているなど、現状について評価をされる声を上げられた上で、市内全ての小・中学校の校長
先生方が、教職員の人数確保や国が財源を確保して必要な整備や質の高い教育を行える環境整備を進めるならば、少
人数学級、まずは35人以下から、いや、もしくは30人以下、また20人程度の学級を求める声など、そういった少
人数学級が
子どもたちにとっては望ましいことであると考えられていること、市内全ての学校長が少
人数学級の体制を望まれていることが分かりました。
また、コロナウイルス対策によるソーシャルディスタンスの観点から、現在の教室の広さは変わらないまま、1メートルほどの物理的な距離を取り、
子どもたちに学ばせているという環境についても、現状では不安を感じておられる学校長もいらっしゃいました。であるならばこそ、コロナ禍の現状も考慮した上で、改めてこれを機にこれら
八幡市内のリアルな教育現場の声を国や府へと取り上げて、まずは早急に国の施策として少
人数学級を実現してもらうこと、それに向けた財源や教職員の確保を現実なものとして、本市として求めていかなければいけないことは明白であると考えます。
以上のことから、今回の
子ども一人ひとりを大切にする、
感染症にも強い、安心・安全な少
人数学級を求める
請願についての賛成討論として終わらせていただきます。ご清聴ありがとうございました。
○
山田芳彦 議長 さらに賛成討論はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 これにて討論を終結いたします。
これより
日程第8、
請願第1号、
子ども一人ひとりを大切にする、
感染症にも強い、安心・安全な少
人数学級を求める
請願の採決を行います。
委員長の
報告は不採択であります。念のため申し上げます。
会議規則第69条第1項の規定により、問題を可とする者の
起立を求めることになっております。採択することについてお諮りします。本
請願を採択することに賛成の方の
起立を願います。
起立少数(6名対14名)
○
山田芳彦 議長 起立少数であります。よって、
日程第8、
請願第1号は不採択とすることに決しました。
△
日程第9
○
山田芳彦 議長 日程第9、
意見書案第5号、
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う
地方財政の急激な悪化に対し
地方税財源の確保を求める
意見書案を
議題といたします。
提案理由の
説明を求めます。
太田克彦議員。
(
太田克彦議員 登壇)
◆太田克彦
議員 ただいま上程されました
日程第9、
意見書案第5号、
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う
地方財政の急激な悪化に対し
地方税財源の確保を求める
意見書案につきまして、その案文を朗読し、
提案理由の
説明とさせていただきます。
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う
地方財政の急激な悪化に対し
地方税財源の確保を求める
意見書案。
上記
意見書案を
地方自治法第99条の規定により、関係行政庁に対し、別紙のとおり提出をするものとする。
令和2年9月24日、提出者、
八幡市議会
議員、太田克彦。賛成者、
八幡市議会
議員、敬称は省略させていただきます、岡田秀子、小北幸博、福田佐世子、奥村順一、
横山博、
山本邦夫。
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う
地方財政の急激な悪化に対し
地方税財源の確保を求める意見書。
新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延し、わが国は戦後最大の経済危機に直面している。地方経済にも大きな影響が及び、本年度はもとより来年度においても、地方税・地方交付税など一般財源の激減が避けがたくなっている。地方自治体では、社会保障、医療介護、子育て、地域の防災・減災、雇用の確保など、喫緊の財政需要への対応をはじめ、長期化する
感染症対策にも迫られ、
地方財政は巨額の財政不足を生じ、これまでにない厳しい状況に陥ることが予想される。
よって、国においては、
令和3年度
地方財政対策及び地方税制改正に向け、下記事項を確実に実現されるよう、強く要望する。
1、地方の安定的な財政運営に必要な地方税、地方交付税などの一般財源総額を確保すること。その際、臨時財政対策債が累積することのないよう、発行額の縮減に努めるとともに、償還財源を確保すること。
2、地方交付税については、引き続き財源保障機能と財源調整機能の両機能が適切に発揮できるよう総額を確保すること。
3、
令和2年度の地方税収が大幅に減収となることが予想されることから、思い切った減収補填措置を講じるとともに、減収補填債の対象となる税目についても、弾力的に対応すること。
4、税源の偏在性が小さく、税収が安定的な地方税体系の構築に努めるとともに、国税・地方税の政策税制については、積極的な整理合理化を図り、新設・拡充・継続に当たっては、有効性・緊急性を厳格に判断すること。
5、とりわけ、固定資産税は、市町村の極めて重要な基幹税であり、制度の根幹を揺るがす見直しは家屋・償却資産を含め、断じて行わないこと。先の緊急経済対策として講じた特例措置は、臨時・異例の措置として、やむを得ないものであったが、本来
国庫補助金などにより対応すべきものである。よって、今回限りの措置とし、期限の到来をもって確実に終了すること。
以上、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。提出先、衆議院
議長、参議院
議長、内閣総理大臣、
内閣官房長官、総務大臣、財務大臣、経済産業大臣、経済再生担当大臣、まち・ひと・しごと創生担当大臣。
以上のとおりでございます。皆さんのご賛同を頂きますようよろしくお願いを申し上げます。
○
山田芳彦 議長 これより
日程第9、
意見書案第5号の
質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま
議題となっております
日程第9、
意見書案第5号については、
会議規則第37条第3項の規定により、
委員会付託を省略いたしたいと存じます。これに異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 異議なしと認めます。よって、
日程第9、
意見書案第5号については、
委員会付託を省略することに決しました。
これより
日程第9、
意見書案第5号の討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 討論なしと認めます。
これより
日程第9、
意見書案第5号、
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う
地方財政の急激な悪化に対し
地方税財源の確保を求める
意見書案の採決を行います。本案を原案のとおり決することに賛成の方の
起立を願います。
起立全員(20名)
○
山田芳彦 議長 起立全員であります。よって、
日程第9、
意見書案第5号は原案のとおり可決されました。
△
日程第10
○
山田芳彦 議長 日程第10、
意見書案第6号、
ドクターヘリの安定・
持続的運用への
支援強化を求める
意見書案を
議題といたします。
提案理由の
説明を求めます。
太田克彦議員。
(
太田克彦議員 登壇)
◆太田克彦
議員 ただいま上程されました
日程第10、
意見書案第6号、
ドクターヘリの安定・
持続的運用への
支援強化を求める
意見書案につきまして、案文を朗読し、
提案理由の
説明とさせていただきます。
ドクターヘリの安定・
持続的運用への
支援強化を求める
意見書案。
上記
意見書案を
地方自治法第99条の規定により、関係行政庁に対し、別紙のとおり提出するものとする。
令和2年9月24日、提出者、
八幡市議会
議員、太田克彦。賛成者、
八幡市議会
議員、敬称は省略させていただきます、岡田秀子、小北幸博、福田佐世子、奥村順一、
横山博、
山本邦夫。
ドクターヘリの安定・
持続的運用への
支援強化を求める意見書。
ドクターヘリは、道路事情に関係なく、医師や看護師を乗せて時速200キロで現場に急行し、患者を機内で治療しながら医療機関に搬送できる。平成13年の本格運航以来、これまで全国43道府県に53機が配備されている。搬送件数も年々増加し、平成30年度には2万9,000件を超えた。7月に九州地方を襲った豪雨被害でも出動しており、“空飛ぶ治療室”の役割は着実に増している。
一方、
ドクターヘリの要請・出動件数の増加に伴い、運航経費と公的支援との間に乖離が生じている。出動件数の増加は、整備費や燃料代、さらにはスタッフの人件費などの経費増に直結するため、
事業者の財政的な
負担は年々重くなっている。
ドクターヘリの運航に係る費用の多くは国が交付金などで手当てしているが、追い付いている状況にない。
そこで、政府におかれては、全国における
ドクターヘリの運航状況を直視するとともに、
ドクターヘリが、今後も救命救急の切り札として、安定的かつ持続的な運用の下、引き続き多くの人命救助に貢献できるよう、下記の事項について早急に取り組むことを強く求める。
1、
ドクターヘリ運航にかかる必要経費増加の実態をはじめ、地域ごとの年間飛行回数や時間の違いを的確に把握し、適正かつ効率的な運用に見合う補助金の基準額を設定すること。
2、消費税の増税に伴い、運航
事業者の財政的な
負担が増大した現状を踏まえた適切な補助金基準額の改善および予算措置を図ること。
3、
ドクターヘリ運航の待機時間や飛行前後の点検時間を含めた操縦士など、スタッフの勤務実態を的確に把握するとともに、適正な労働環境の確保を図ること。
4、
ドクターヘリ機体の突発的な不具合時における、代替機の提供や運航経費の減額など、実質的に運航
事業者に
負担が強いられている現状を是正するとともに、安全基準に基づいた代替機提供責務の適正化を図ること。
以上、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。提出先、衆議院
議長、参議院
議長、内閣総理大臣、
内閣官房長官、総務大臣、財務大臣、厚生労働大臣、国土交通大臣。
以上のとおりでございます。皆さんのご賛同を頂きますようお願い申し上げます。
○
山田芳彦 議長 これより
日程第10、
意見書案第6号の
質疑に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま
議題となっております
日程第10、
意見書案第6号については、
会議規則第37条第3項の規定により、
委員会付託を省略いたしたいと存じます。これに異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 異議なしと認めます。よって、
日程第10、
意見書案第6号については、
委員会付託を省略することに決しました。
これより
日程第10、
意見書案第6号の討論に入ります。
(「なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 討論なしと認めます。
これより
日程第10、
意見書案第6号、
ドクターヘリの安定・
持続的運用への
支援強化を求める
意見書案の採決を行います。本案を原案のとおり決することに賛成の方の
起立を願います。
起立全員(20名)
○
山田芳彦 議長 起立全員であります。よって、
日程第10、
意見書案第6号は原案のとおり可決されました。
お諮りいたします。議事の都合により、明25日から10月13日の19日間は休会いたしたいと存じます。これに異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
山田芳彦 議長 異議なしと認めます。よって、明25日から10月13日の19日間は休会することに決しました。
以上で本日の
日程は全て終了いたしました。本日はこれにて散会いたします。次回は10月14日午前10時から会議を開きますので、ご参集願います。
本日はご苦労さまでございました。
午前11時05分 散会
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
八幡市議会
議長 山 田 芳 彦
会議録署名
議員 澤 村 純 子